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2016/11/05

出産レポート4 当日 最終回

つづきのつづきのつづき


さて、これにて点滴の針ともおさらば、さっさと抜いて休ませてくれ!

と思いきや、
赤ちゃんは速攻で奥に連れていかれ、
私には会陰の縫合というミッションが息つく間もなく課されたのである


うわーー恐れていたいやなやつきた!
これが本当に「縫われてる感」が半端ない
特に糸を引っ張る感じが超リアル

麻酔が効いているので痛くはないけれど、気持ち悪くて仕方がないので
気を紛らわすために室内にかかっているBGM(ジブリのオルゴールメドレー)に合わせてひたすら歌うという奇行に走る

もはや助産師さんたちや先生に対して恥じらいや遠慮の気持ちは欠片もない
全幅の信頼で全てをさらけ出している
歌うたうくらい余裕で見守ってくれるだろう

ということで下半身丸出しで一人ジブリ歌謡祭を開催させていただいた
あ、もしかして分娩中かけたい音楽とかありました!? 気づかずごめんなさい!
と言われるがジブリメドレーがいい意味で最も適当でよかったですありがとうございます

高橋さんは音楽の先生なんですもんねえ、そっかそれでねえ、と助産師さん
いや音楽の先生と今の歌謡祭は多分関係ないです…
大学ではどんなこと教えてるんですか、とか適度に話しかけてくれてありがたかった

この日の出産は私だけだったので今思えば当日はとりわけ手厚くしてもらった実感がある
普段から親切な病院なんですけどね


20分ほどかけて縫合を済ませ、陣痛室のベッドに戻る
体に刺さった針を抜き、Tから親に電話をかけてもらう
(破水のときに連絡しようかと思ったが、正直言うと慌てて駆けつけられても面倒だなと思って何の連絡もしなかったのである…ごめんなさい)

ようやく物を食べてもよい時間になった18時半、夕飯が運ばれる
モリモリと美味しく完食
おいしかったなあ


この後だったか前だったか、麻酔の影響で尿が出にくくなり管を入れてもらったり、
車椅子でトイレに移動して個室内で助産師さん立会のもとおしっこをしたり(これも全然恥ずかしくなかった、むしろお願いですから付き合ってくださいという感じ)したんだけどいつのことだったか覚えていない


まーそんなわけで
長々書きましたが読んでくれてありがとうございました


まとめると

安産でした →留学時代の音楽院の期末試験くらいの長丁場は覚悟していたのですが(エクリチュール科の試験は12時間でした)、日が暮れる前に終わりました

なんなら楽しかったです→貴重なエンターテイメントを体験させてくれてありがとう

和痛最高かよ


あ、ヨガがいかに役立ったか書かなかった。

二年前くらいから近所のスタジオに通い始めたのですが、当初はお産のためなんてこれっぽっちも考えてなかったけど、ゆるゆるながら定期的に通っていたおかげで呼吸の観察が自然にできるようになりました。先生の声がルーティンで染み付いているので(吐いて脱力~とか、自然な呼吸を観察しましょうとか、スローな声で落ち着くのです)、陣痛や分娩の時、苦手な点滴や産後の縫合の際つい力んで息を止めそうになるときに、その声を脳内再生して呼吸することで平静を保つことができました。
単なる趣味も何に役に立つかわからんなあ。


先日、Tに子守を頼んで産後初めてスタジオに行ったのですが、産後の体幹戻しや骨盤矯正にもよいポーズを教えてもらいました。先生にお礼が言えて嬉しかったです。
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